
Ghostty は、Mitchell Hashimoto 氏が率いる無料のオープンソース端末エミュレーターです。各OSのネイティブUIを使い(macOS では SwiftUI と Metal、Linux では GTK と OpenGL)、GPUで描画します。ライセンスは MIT、GitHub スターは約6万3,700。2026年10月27日公開の1.4は Hacker News で1,358ポイント・447コメントを集め、ここ数週間で特に話題になった開発者向けリリースのひとつです。
リリースノートによる1.4の主な変更点(開発期間7か月、コントリビューター172人、2,889コミット):
- スクロールバック圧縮:使われていない履歴を圧縮し、macOS と64ビット Linux で一般的なテキストのメモリ使用量を70〜90%削減。既定の上限は10MBから50MBに拡大。
- 高速化:ASCII テキストの解析が約5.7倍に。macOS で150MBのファイルを表示する時間は1.5秒から566ミリ秒に短縮。
- Kitty グラフィックス:アニメーションと相対配置に対応し、公開仕様を100%カバーしたとしています。
ghostty +ssh:接続先に Ghostty の terminfo を自動で入れる ssh ラッパーで、SSH 越しでも色やキーが正しく動きます。- macOS 27 対応の修正、Linux の新しい EGL レンダラー(専用スレッド)、GTK での分割ペインのドラッグ&ドロップ、10件のセキュリティアドバイザリの修正。
試し方:macOS では brew install --cask ghostty、または ghostty.org/download から署名済みの .dmg を入手できます(macOS 13以降)。Linux では各ディストリビューションのパッケージや Flatpak がダウンロードページに案内されています。中核の libghostty-vt は他のアプリに組み込める独立ライブラリで、macOS・Linux・Windows・iOS・Android・WebAssembly でビルドでき、近く1.0を予定しているとのことです。
注意点:Ghostty アプリの Windows 版はなく、予定もありません。Linux 版1.4は GTK 4.18 と libadwaita 1.7 が必要で、Ubuntu 24.04 LTS では要件を満たしません(Flatpak か旧版の利用が案内されています)。一部のショートカットと copy-on-select 設定が変わりました。日々の開発は GitHub から移り、GitHub は読み取り専用のミラーになっています。プロジェクトは Hack Club が財政支援する非営利団体で、次の1.5は2027年3月の予定です。


