
AIコーディングのスタートアップ Conductor は2026年11月4日、Meta に買収されたと発表しました。PYMNTS によると、最初に報じたのは Axios です。買収額は公表されておらず、Meta は技術をどう活用するかを明らかにしていません。創業者兼CEOの Charlie Holtz 氏は、Meta Superintelligence Labs で Nat Friedman 氏や Meta の最高AI責任者 Alexandr Wang 氏と働くと述べています。
2025年7月に公開された Conductor は、複数のAIコーディングエージェントを同時に動かし、ひとつの画面で作業を管理できるツールです。InfoWorld によると、Anthropic の Claude Code や OpenAI の Codex に対応しており、自社モデルは持っていません。
製品は段階的に終了します。Conductor の発表によると:
- 11月4日:新規登録とアプリのダウンロードを停止。無料ユーザーはアップグレード不可、Pro ユーザーは Pro 機能を無料で継続利用。
- 11月13日:Conductor Cloud が読み取り専用に(過去のチャットの閲覧・エクスポートは可能、新規メッセージは不可)。有料契約者には返金。
- 11月20日:Conductor Cloud を終了し、クラウドのユーザーデータの削除を開始。
- 2027年初め:それまで新モデル対応と重大なバグ修正が続くローカル版も終了に向かい、終了時に全ユーザーデータを削除。
Holtz 氏は来年初めに「新しいもの」を出すとし、「Conductor が好きだった人は、次に来るものをきっと気に入る」と述べています。それが Claude Code や Codex など他社のエージェントに対応し続けるかは不明です。Meta はすでに8月、ターミナル型のコーディングエージェント Muse Code をベータ公開しています。InfoWorld が取材したアナリストの見方は分かれており、Omdia の Lian Jye Su 氏は Meta がモデル非依存の路線を保つと予想する一方、Pareekh Jain 氏は「小さな一歩で、ゲームチェンジャーではない」と評しています。


