
NTTデータは2026年10月31日、社債購入者への特典付与を支援する「STdirectServices」を停止したと発表しました。委託先が利用するSaaSに第三者による不正アクセスがあり、そこで扱う個人情報が漏えいした可能性があるとしています。11月2日には、委託先がSecuritize Japanであることを日経クロステックに明らかにしました。ASCIIによると、侵害されたのは委託先の「デジタル証券プラットフォーム」です。
影響を受けた主な企業(マイナビニュースとASCIIがまとめた各社の発表による。件数は漏えいの「可能性」で、発行企業と証券会社の対象者は重複するため合算できません):
- 近鉄グループホールディングス:第135回無担保社債を100万円以上購入した投資家2,678件(氏名、購入金額、メールアドレス)
- SBI証券:1,169人、楽天証券:カゴメ・JR西日本・近鉄の社債で延べ362件、三菱UFJモルガン・スタンレー証券:95人
- カゴメ:購入者5,472人のうち109人、JR西日本:2件(氏名、住所、電話番号、メールアドレス、性別、生年月日)
- 野村證券:調査中
丸井グループは11月2日、自社のデジタル社債を管理するSecuritize Japanが10月29日に不正アクセスを確認したと発表しました(他社は10月30日としています)。最大9,086人の申込者の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、性別、投資口数が漏えいした可能性があり、うち54人は銀行口座番号も含まれます。クレジットカード情報は預けていませんでした。
証券各社は自社システムへの侵入はなく、ログインID・パスワード・証券口座番号は対象外としています。不正利用は確認されていません。侵入経路や全体の影響範囲は公表されておらず、Securitize Japanが調査を続けています。

