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PostgreSQL 19 のリリースが遅延、コア開発者「原因は AI」 LLM がバグを見つける速さに修正が追いつかず

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PostgreSQL のコミッター Robert Haas 氏によると、LLM が見つけたバグへの対応でバックパッチが60%以上増え、PostgreSQL 19 が遅れています。正式版は11月12日の RC 2 を経て、2026年11月19日の予定です。

PostgreSQL

過去10年、PostgreSQL のメジャーバージョンは9月中旬から10月中旬の間にリリースされてきました。PostgreSQL 19 はこの時期に間に合いません。PostgreSQL のコミッターで Databricks の Sr. Staff Software Engineer である Robert Haas 氏は、2026年10月30日に公開した記事でその理由を「ひと言でいえば、LLM が登場したからです」と説明しています。

数字で見ると:Haas 氏は機能凍結(4月8日)から9月25日までの期間を2025年と2026年で比較しました。メインブランチへのコミットはわずかに減った一方、開発中のリリースへのバックパッチは724件から1,169件(60%以上増)、ひとつ前の安定版ブランチへのバックパッチは248件から433件(74%以上増)に増えています。同氏の見方では、開発者のミスが増えたのではなく、LLM によって古いバグを見つけるのが「格段に簡単になった」ため報告が急増し、コミッターのレビュー時間が古いブランチのセキュリティ問題を含むバグ修正に取られたということです。

終盤で取り下げられた機能:8月27日から9月15日にかけて、UPDATE/DELETE FOR PORTION OF、SQL Property Graph Queries(SQL/PGQ)、ALTER TABLE … MERGE PARTITION / SPLIT PARTITION の3つの大型機能が差し戻されました。これほど遅い時期の差し戻しは珍しいとのことです。また、LLM は修正案を書けるものの「常に正しいとは限らず、PostgreSQL の基準を満たすとも限らない」ため、人間によるレビューが欠かせないと述べています。

新しいスケジュール:PostgreSQL 19 RC 1 は10月15日に公開済みです。2026年11月12日に RC 2(次回の定例アップデートと同日)、11月19日に正式版を予定していますが、問題が見つかればさらに延期や追加の RC もあり得るとしています。Haas 氏は今回の遅れ自体は品質を重視した結果であり大きな心配はないとする一方、数十年分のバグを LLM が掘り起こせるようになった今、修正しながらどう機能開発を続けるかという長期的な課題を懸念しています。「これから私たちが書くすべての機能は、キャリアを終えるまで AI に精査される」とし、それは「課題であると同時に機会でもある」と書いています。

Voice of the DBA の Steve Jones 氏は、SQL Server でも最近見つかるバグが増えていると指摘し、AI によるバグ探しが広がるにつれ、あらゆるソフトウェアでパッチが増えると見ています。

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